3学期はおゆうぎ会、卒園式を控え、日々一層短く感じられることです。1学期、2学期と体験して得たものがこれからの活動につながり、実を結ぶ仕上げの学期です。そしてその実は、どのお子さんにとっても次へのステップへの芽になります。お子さん自身にとっても自信につながりますし、保護者、教師一緒になってお子さんの成長を喜びあえる学期です。


1月
 昔ながらの正月遊びのこまや凧。縦割り保育で年長児からこまづくりを教わったり学年に応じた凧をつくったりして伝承遊びを行い、リリアで行うおゆうぎ会(2月18日)の練習が始まります。園庭では、寒さをものともせず縄跳びや鬼ごっこなど体を動かし楽しんでいます。

 
6日(金) 始業式

 登園すると先生や友達との再会を喜び、笑顔でかけよっていました。お正月を体験してきているので、園庭のあちらこちらで「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」のあいさつが聞こえてきました。短い冬休みでしたが、年末・年始を経験してどの子も頼もしくなりました。園庭での遊びは休みがなかったかのように初日から友達と歓声を上げながら楽しく遊んでいました。

始業式もしっかりとした態度で園長先生の話を聞いていました。
 

12日(木) 縦割り保育:こまづくり

 

 各クラスに年少・年中・年長児が入り、こまづくりを行いました。先生は、年長さんです。年長児は前日にこまをつくり、どこが年少・年中児に難しいのかを確認し、同じテーブルの自分が担当する年少・年中児の一人一人に合う言葉を選んでいたのはさすがです。教えることで年長児は自分に自信をもち、年少・年中児は年長児にあこがれの気持ちを抱いたようでした。短い時間でしたが、どの保育室もふんわりとした温かさにあふれていました。
 なかよしになった子どもたちのお弁当タイムはえがおいっぱいでした。年長児のおいしそうに食べる様子を見て、食の細い年少児も完食したり苦手な野菜に挑戦したりしました。

 

 

13日(金)年中  16日(月)年少  18日(水)年長  
凧あげ  新郷東部公園

 

園庭の何十倍もありそうな新郷東部公園に園バスで行ってきました。


13日は暖かな日差しとわずかな風の凧あげ日より。あがっている感触を手で感じたり走りながら振り向いて目で確認したりしていました。「曲がると(走る向きを変えると)落ちちゃうんだよ」「変なんだよ。くるくるまわっちゃうんだ。」「こっちだと歩いてもあがるんだけど、こっち(逆向き)だと走っても落ちちゃうんだよ。(風の関係)」いろいろな気付きがありました。

 

 16日は風があり、凧あげ日より。
「見て見て、走らなくてもあがるよ」「くるくる踊ってるよ」「なかよしさんになっちゃった(友達のたこと絡まった)」凧あげが初めてという子も多い年少児。追いかけっこもしてとても楽しかったようでした。

 

 18日は暖かな日差しと微風があり、年長児の走力も必要とした日でした。風のとらえ方で動かなくても凧があがることに気づいた年長児もいました。

 

19日(木) すいとんを食べる会

 年長さんが、一人分テニスボール大のこねたすいとんを各クラスに届けてくれました。初めてのすいとん粉に最初は格闘していましたが、1回目より2回目、2回目より3回目とこねるのが上手になりました。年長さんから届けられたものを一人一人がそれぞれ粘土感覚で丸めました。大きいのあり、小さいのありでしたが、年少さんも料理作りをしていると思ったのか真剣でした。
 年中さんは、野菜切りです。役員のお母さんに手伝っていただき、ニンジンやダイコン、ハクサイを上手に切っていました。切った野菜を各クラスに届け、これで材料はすべてそろい、各クラス前のベランダで煮てできあがり。
 下ごしらえは役員のお母さんたちにしていただきましたが、自分たちで作ったり切ったりしてできたすいとんはやはり格別。野菜が苦手な子もおいしく食べていました。「熱いからフウフウしているの」「(すいとんが)つるつるしておいしいよ」おかわりのとき「すいとんを多くして」、という子もいました。いろいろな方に感謝して心も体も温まりました。

 

27日(金) 避難練習

 

 記憶が薄れようとしている阪神大震災。地震が起きた時どう自分を守っていくのか、学年に応じて先生と話し合いました。園庭にいたときに起きたらどうする?テーブルが出ていなかったらどうする?子どもなりにいろいろな場面を想定していました。

 

 

30日(月) 誕生会

 今月の誕生児20人と12月にお休みしていた友達1人を加えて21人の友達をお祝いしました。やっと僕の・私の誕生会がきた。笑顔いっぱいで自分の名前を言いました。お祝いの出し物は「あったかシチュー」突然のお客様は、雪だるまさんかと思ったらオオカミさん。みんなで一緒にシチューを食べて、心も体もあったまりました。
 おゆうぎ会で歌う1曲をそれぞれの学年が披露しあいました。
 今月から満3歳児の友達が年少組に仲間入りした紹介もありました。「仲良く遊ぼうね」という呼びかけにたどたどしくも「よろしくお願いします」と言えました。

 

 

 

火曜教室(体操・硬筆)

 

 体操教室 年長「逆上がり」年中「短縄:まえとび」から始まりました。「逆上がり」は鉄棒の代表技。できた時の喜びは最高です。「まえとび」は、簡単そうに見えますが、縄を回す・跳びこすと2つのことを同時に行うので実は子どもにとって大変難しいことです。ですが自転車と同じで、できるようになると一生ものだそうです。
 硬筆教室は数字に変わっています。鉛筆の持ち方、筆圧など大事なことは平仮名と同じ。瀧山先生に褒められながら取り組んでいます。

 

 

好きな遊び

 久しぶりに再会した友達や先生と2学期からやっている遊びや先日の寒波でできた霜柱を見つけて喜んでいました。この時期になると、年長さんは自分たちで遊びを進めています。年中さんは、体操教室で教わっているまえとびに挑戦する友達が増えてきています。年少さんは、友達と遊ぶ楽しさを深めています。思いが上手に伝えることができずイメージが共有できないこともありトラブルが生じることもありますが、そんな時は保育者がそれぞれの思いを受け止め、どう表現すればよいのかくづけるような援助をしています。

 

 

お遊戯会(2月18日)に向けて

 歌や合奏・おゆうぎの曲や劇などが決まると気になるのが自分の役。毎日絵本袋に台本を入れて持ち帰っています。「もう大丈夫。ぜんーぶ、覚えたよ」「あともうちょっとなんだ」台本を大事そうに抱えて練習に向かう年長さんの姿が印象的です。ホール・保育室・なかよし館・会議室、いろいろな場所を使って練習が進んでいます。友達を誘いあって練習する場面も見られ、劇の流れもできつつあります。年少・年中・年長、それぞれがおうちの人に見ていただくことを楽しみに頑張っています。リリアでの発表をどうぞお楽しみに。